サステナビリティ - 主要4事業所(国内生産拠点)の環境負荷データ(2022年度) のページです。
沼津事業所は、監視制御装置、電力変換装置、受変電装置、可変速装置、電子機器、避雷器の開発・設計・製造、制御装置組み込み・単体ソフトウェア開発、製品の現場据付及びアフターサービスを行っている明電グループの主力工場です。
沼津事業所では設備投資や設備の運用改善よるエネルギー使用の効率化推進に加え、特に地球温暖化係数の高いSF6ガスの排出量削減対策として、製品試験工程ではSF6ガスから乾燥圧縮空気へ代替を進めています。また、事業所内排水システムにおいて、建築基準法の趣旨(1敷地1浄化槽)、浄化槽法の遵守(単独浄化槽は合併浄化槽に変更する努力義務)、工程排水流出リスク回避に対応する為、2022年度より排水システムの全面更新を開始しました。現在28槽(単独浄化槽:22槽、合併浄化槽:6槽)ある既設浄化槽を新設予定の合併浄化槽1つに集約し、工程配管の引き直しを行うことで、安全な水処理を実現すると共に処理設備の稼働効率化による電力使用量の削減に努めていきます。
沼津事業所 環境管理責任者 福元 正典
太田事業所は、大型発電機、発電装置、動力計測システム、制御装置などの開発・製造を行っています。
従来の環境活動に加え、群馬県の地産地消CO2フリー電力の調達を継続して行い、電力使用による温室効果ガス排出量はゼロとなっています。また、工場工水配管改修による漏水対策を行い水保全に努めています。今後もSDGs実現のため、環境負荷低減活動を推進します。
太田事業所 環境管理責任者 藤川 学
名古屋事業所は、物流搬送製品、水処理に用いられるセラミック平膜などの開発・製造、2020年度からEV用モータ・インバータ一体機の製造を行っています。
2022年度はEV用モータ・インバータ製造工場の本格稼働、セラミック平膜の生産増により温室効果ガス排出量の増加となりましたが、効率の良い設備稼働に努め、生産高原単位は改善となっています。「脱炭素社会」の加速、自動車の電動化・情報化・知能化の技術が急速に進化する中、名古屋事業所は「電動化」に注力し、今後も車の自動化を通じて社会に貢献していきます。
名古屋事業所 環境管理責任者 浅倉 智久
(株)甲府明電舎は、1943年の創業以来、産業用の中・小容量モータ、FL用モータを製造し、2009年からEV用モータの製造を行っています。
2022年度はEV用モータ新工場の本格稼働によりエネルギー使用量は増加となりましたが、効率の良い設備稼働に努め、生産高原単位は改善となっています。また、2022年度から使用電力の一部で再生可能電力の調達を行い、温室効果ガス排出量の削減に努めています。
甲府明電舎 環境管理責任者 織田 茂博