サステナビリティ - 環境貢献事業の拡大のページです。
長年にわたり培ってきた技術と経験を活かし、環境負荷低減に資する製品・サービスを提供することで、脱炭素社会の実現と豊かな未来社会への貢献を目指しています。
明電グループでは、製品・サービスの利用を通じて、削減貢献量を創出していきます。その成果を示す指標として削減貢献量を設定しています。削減貢献量とは、当社製品・サービスの利用により、比較対象と比べて回避または削減される温室効果ガス排出量を定量化した指標です。
2025年度の削減貢献量は1,308万t-CO2e/年となり、中期経営計画の目標(2025年度:900万t-CO2e)を大きく上回りました。引き続き、対象製品の拡大及び算定精度の向上に取り組みます。
水力は年間を通じて安定した発電を行うことが可能な再生可能エネルギーです。当社では創業当初から水車発電機の納入を開始し、国内外400箇所以上の水力発電所に発電機を納入してきました。当社にとって水力発電は、長い歴史を持ち、自社グループで設備一式(水車・発電機・監視制御設備)を手掛ける事業であることから、サステナビリティ経営の主軸になる存在です。
水力発電は古くからある技術ですが、その中でも新たな技術との融合を図り、将来に向けた技術開発を進めています。水車では流れ解析技術を用いた設計による発電効率の向上、発電機ではAIを用いた最適化設計に取り組んでいます。このような新たな技術を用いた開発を進めることで、製品の性能向上を図っています。
水力発電は、長期にわたり安定した電力供給が可能であり、脱炭素社会の実現を支える重要な社会インフラです。今後もその価値を最大限に活かしながら、低炭素社会の実現に向けた取組みを加速させていきます。

気候変動における明電グループの事業機会の1つとして、脱炭素社会構築に貢献することができるSF6ガス※フリー変電事業の拡大が挙げられます。
2007年には72kVクラスのエコタンク形真空遮断器を国内外の市場に投入し、高電圧化ニーズに対応しつづけ、2020年には世界初の145kVクラスの製品開発をしています。同年にはSF6ガスフリー変電製品を取り扱う初の北米製造拠点MEIDEN AMERICA SWITCHGEAR, INC.を設立し、現在では好調な事業環境下、成長事業の1つとして成長を続けています。
今後の展望として、電力業界では2026年の欧州SF6ガス規制導入など、電力設備の脱炭素化ニーズが更に拡大する見込みです。明電グループとしては、この好機を逃さず、世界トップレベルの真空遮断器メーカーとして事業を拡大していきます。

明電グループは世界的に普及が進む電動車に搭載されているモーター・インバーターを供給しています。2023年10月より、明電舎(杭州)駆動技術有限公司の第2ラインが本格稼働を開始し、モーター・インバーター一体機の生産・納入を開始しました。国内及び中国で最適な生産体制を構築し、生産負荷の最適化に取り組んでいます。標準モデルをベースとした小型化・高効率化に特化した派生モデルの開発や生産技術強化によるQCDの向上に努めていきます。

明電舎は2026年3月、みずほ銀行との間で「Mizuho削減貢献量インパクトファイナンス」に関する融資契約を締結しました。本件は、電気機器メーカーとして初の事例となります。
本ファイナンスは、国内企業における社会全体のGHG(温室効果ガス)排出量の削減貢献への取組みの普及・促進を目的にみずほ銀行が提供する環境評価融資商品です。WBCSDガイダンスやGXリーグの基本指針を参考とした評価モデルにより企業の取組みをスコアリングし、一定水準を満たした企業に対して融資が行われます。
当社は、「中期経営計画2027」において1.5℃シナリオに準拠した環境目標を掲げるとともに、GHG排出量削減に加え「削減貢献量」を重要指標として設定しています。また、削減貢献量の算定・実績を毎年公表し、対象製品や算定方法を開示している点が評価され、本契約の締結に至りました。
今後も、再生可能エネルギーやSF6ガスフリー機器など環境負荷低減に資する製品・サービスの提供を通じ、脱炭素社会の実現に貢献していきます。