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株主・投資家との対話

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基本的な考え方・IRの体制

基本的な考え方とIR・SRの体制

当社の中長期的な企業価値向上に資する対話を希望する株主などとのコミュニケーションを行う際には、可能な範囲で経営陣幹部が対応することを方針としています。

体制としては、IR・SR担当役員の下で、IR・SRそれぞれの担当部署が中心となり、機関投資家をはじめとする株主との対話機会の創出及びコミュニケーションを図るとともに、対外的な情報発信力の強化のための活動を推進しております。同時に、定期的に取締役会で当該活動に関する報告及び協議を行っています。

決算説明会

取組み

決算説明会

毎年5月、10月(もしくは11月)の2回、決算説明会を開催しています。2022年度は、決算発表当日に説明会へのご登録があったアナリスト・機関投資家等へ社長による決算説明の動画を配信するとともに、5月の年度決算説明会においては翌営業日に電話会議にて、また11月の中間決算説明会においては翌営業日にZoomによるウェビナー方式にて、質疑応答会を実施しました。

サステナビリティ説明会(ESG説明会)

サステナビリティ説明会(ESG説明会)

2022年11月に2回目となるESG説明会を開催しました。今回より「サステナビリティ説明会」に名称を変更して開催し、「サステナビリティ経営の進捗」、「グリーン特高変電所を構成する変電製品とスマート保安の取組み」、「水力サービスプロバイダに向けた取組み」について、プレゼンテーションを実施しました。当日は40名のアナリスト・機関投資家のみなさまにご参加いただき、執行役員社長 三井田及び専務執行役員 玉木との質疑応答を通じて、当社のESGに対するビジョンや取組みについてご理解を深めていただく機会となりました。

個別事業説明会(スモールミーティング)

個別事業説明会(スモールミーティング)

2018年度より、年1回のスモールミーティングを開催しています。毎年異なる事業テーマを設定し、社長や統括役員によるプレゼンテーションとQ&Aセッションの場を設けることで、当社事業についてより理解を深めていただく機会となっています。

2023年2月には、名古屋事業所(愛知県清須市)にてスモールミーティングを開催し、9名のアナリストに参加いただきました。執行役員社長 三井田による全体概況のご報告の後、専務執行役員 望月が「EV事業の取組みと展望について」と題したプレゼンテーションを行い、参加者からの質問にお答えしました。またこの機会にあわせて、モーター・インバーター一体機の量産を手掛けるEVユニット及びセラミック膜製造部の生産ラインを見学いただきました。

個人投資家向けの取組み

2022年度より、名古屋証券取引所が主催するIR EXPOに出展しています。2日間の開催期間中、当社ブースに約200名の個人投資家に足を運んでいただき、当社の事業内容や成長戦略、還元ポリシーなどについて紹介しました。

また、2023年4月の当社Webサイトリニューアルにあわせて、個人投資家向けのページを新たに設けました。今後も、広く投資家の皆様の当社に対するご理解を深めていただけるよう、開示を充実させていきます。

主なIR・SR活動実績(2022年度)

主なIR・SR活動実績(2022年度)

個別面談 件数 投資家の属性内訳
国内投資家 77件 アナリスト:43名
ファンドマネージャー:34名
海外投資家 32件 アナリスト:11名
ファンドマネージャー:21名
合計 109件

(参考:上記以外に証券アナリストとの面談:41件、投資家向け面談と合わせた総計:150件)

アナリスト・機関投資家の意見

アナリスト・機関投資家の意見

決算説明会や個別面談でいただいた主な意見・要望は、四半期に1度IRレポートを発行し、取締役、執行役員ならびに事業部門長、スタッフ部門、管理職等に広く報告しています。2022年度にアナリスト・機関投資家との議論に上がった主要なテーマは下記のとおりです。

  • 各種資材やエネルギー・物流コストの高騰及び地政学リスクの顕在化に伴う業績影響と対策
  • EV事業の将来展望、追加的な投資と回収に関する考え方
  • 海外事業の収益性改善に向けた施策と達成の時間軸

ステークホルダーとの対話の成果

アナリストや機関投資家、株主との対話を通じて得られた意見や気付きを社内に取り入れた事例を紹介します。

  1. 取締役報酬の指標に相対TSR(株主総利回り)を導入
    2023年度から、中長期インセンティブ報酬に、従来の株式取得目的報酬に加えて、相対TSRを指標とした業績連動報酬を導入しました。これにより、ステークホルダーの利益との合致が、より促進されるような取締役の報酬体系・指標となります。
  2. スキル・マトリックスの選定理由(定義付け)の開示
    取締役会が機能するために必要なスキルをより具体的に定義付けして項目を策定するべきというご意見をいただいたことから、2023年6月開催の第159期定時株主総会招集通知より、「取締役会に必要なスキル項目と採用理由」を開示しました。

今後も、決算説明会や個別IR・SR等の対話の機会を充実させるとともに、当社ウェブサイトやレポート等の発行物による情報開示の拡充等を通じて、株主や投資家の皆様との活発なコミュニケーションを実現していきます。