サステナビリティ - 汚染防止と資源の有効活用 のページです。
明電グループは「社長環境方針」に定めているとおり、循環型経済への移行を目指し、廃棄物の資源循環、水資源の保全、化学物質の適正管理・削減により環境負荷の低減に取り組みます。
明電グループでは製品・サービス及び事業活動における環境負荷低減として廃棄物の総量削減(前年度比1%)※1、再資源化率(90%以上)※22の目標を設定しました。今後も環境配慮設計、製品部材及び事業系廃棄物の3Rを推進し、資源循環推進に努めます。
資源を利用して製品・サービスを提供するメーカーとして、資源の有効活用は重要事項です。明電グループでは、省資源化や再資源化に配慮した製品設計を推進するとともに、主要原材料の使用状況を継続的に把握し、資源の有効利用に努めています。
生産現場などで使用している化学物質のリスクアセスメントを行い、作業環境の改善、リスクの大きい有害化学物質の削減や代替に取り組んでいます。
労働災害、健康障害、化学物質の漏洩・漏出による火災や環境汚染などを未然に防ぐために化学物質の使用現場の巡視を日常的に行うことで作業者に気づきを与え、化学物質の管理状況が不適当であれば是正を実施しています。

2025年度は、生産高が増加したため削減率は減少しましたが、低VOC溶剤への代替を継続的に実施し、VOC放出量は72.7トンで前年度比約2トンの増加に抑えられました。今後も、スチレンフリーワニスの採用・低VOC塗料や溶剤への代替及びエアーレススプレーの導入などを進め、VOC放出削減を推進していきます。

PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB特別特措法)に基づき、過去に製造され40年近く保管されていた変圧器及びコンデンサなどのPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む機器を順次廃棄しています。
2025年度、高濃度PCB廃棄物※1は、0.1トン、微量PCB廃棄物※2は33.3トン処理しました。
明電舎では2007年度よりPCB廃棄物の処理を開始し、2025年度までに高濃度PCB廃棄物は約114トン、微量PCB廃棄物は約861トンを処理しました。
今後も法令を遵守し、処理期限までのPCB廃棄処分に努めます。

明電舎では生産拠点や事務所で発生する廃棄物などのリサイクルに取り組んでいます。
2025年度の発生量は、生産拠点での試験用廃油の廃棄やケミカル事業での生産増などにより微増となりました。今後も3R推進を継続していくことで廃棄物発生量の削減及びリサイクル率の向上に努めます。


電気絶縁材料の製造、販売を手掛けるグループ会社の明電ケミカル株式会社では、使用済みエポキシ樹脂モールド部品を、金属と樹脂を分離してリサイクルする「常圧溶解法」という処理方法で再資源化を実現しています。エポキシ樹脂モールド部品は、現状ほとんどが埋め立て処理されており、リサイクル困難とされてきましたが、明電ケミカル株式会社は昭和電工マテリアルズ株式会社(旧 日立化成工業株式会社)の特許「常圧溶解法」のライセンス供与を受け、現在部品の95%をリサイクルすることに成功しており、埋め立てよりも処理コストを抑えることが可能となります。また、リサイクルにおいては、実験プラントで得たデータをもとにライフサイクルアセスメント(LCA)を行い、リサイクル有無の両面で環境に対する影響を定量的に評価しています。
明電ケミカル株式会社は、絶縁モールド部品の他、絶縁材料では長寿命化を図った含浸用の樹脂、環境問題に対応した低臭ワニスなどの特長ある製品を主力に展開しています。
現在は更に、超伝導コイルの絶縁ワニス溶解によるレアメタルの取り出しや、繊維強化プラスチックの再資源化などの研究にも取り組んでいます。


明電舎は、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、アサヒ飲料株式会社、ナショナル・ベンディング株式会社と協働し、本社及び沼津事業所で回収されたPETボトルを新たなPETボトルに再生する「ボトル to ボトル」の取組みを本社では2023年10月、沼津事業所では2024年6月より開始しました。コカ・コーラ ボトラーズジャパンとアサヒ飲料が、電機メーカーとPETボトルの水平リサイクルで協働するのは、日本で初めての事例となります。
2025年度は本社で2.4t、沼津事業所では4.9tのペットボトルを回収しリサイクルを実施ました。これにより従来の新規製造するペットボトルと比較して約40%のCO2排出量削減につながります。



明電舎沼津事業所では、2025年10月よりミドリ安全差案の回収型リサイクルシステム「ミドリワイダクス」を導入し、旧作業服のリサイクルを開始しました。作業服は自動車の内装などの防音シートに再利用されます。このシステム導入により廃棄物の単純焼却と比較してCo2の排出抑制(廃棄物1tonに対してCo2約2tonの削減)となります。
25年度の回収量は414kgを回収し、952kgのCo2排出抑制に貢献しました。

明電グループでは、製造工程で発生する端材や使用されなくなった資材の有効活用を通じて、資源循環の推進に取り組んでいます。
製造現場で発生した絶縁材料やゴム材料などの端材を活用し、コースターやしおり、スマートフォンスタンドなどのノベルティを製作しました。これらは社内外のイベントで配布し、廃棄物の削減と資源の有効利用に加え、循環型社会の実現に向けた意識啓発にもつなげています。
また、使用されなくなった作業服を回収し、リサイクル手袋として再生する取組みを実施しています。
廃棄物の削減と資源の有効活用を通じて、廃棄物の削減と資源循環の推進に取り組んでいます。
