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汚染防止と資源の有効活用

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汚染防止と資源の有効活用

汚染防止と資源の有効活用

方針

廃棄物及び汚染対策へのコミットメント

明電グループは「社長環境方針」に定めているとおり、循環型経済への移行を目指し、廃棄物の資源循環、水資源の保全、化学物質の適正管理・削減により環境負荷の低減に取り組みます。

取組み

廃棄物及び汚染対策への目標

明電グループでは製品・サービス及び事業活動における環境負荷低減として廃棄物の総量削減(前年度比1%)※1、再資源化率(90%以上)※22の目標を設定しました。今後も環境配慮設計、製品部材及び事業系廃棄物の3Rを推進し、資源循環推進に努めます。

  1. ※1国内全拠点(工事部門を除く)
  2. ※2主要生産拠点(国内):沼津事業所、太田事業所、名古屋事業所、プラント建設本部、(株)甲府明電舎、明電ケミカル(株)、明電北斗(株)、(株)明電エンジニアリング、明電プラントシステムズ(株)、イームル工業(株)
戦略・取組み・実績データ

原材料の削減に向けた目標と取組み

資源を利用して製品・サービスを提供するメーカーとして、資源の有効活用は重要事項です。明電グループでは、省資源化や再資源化に配慮した製品設計を推進するとともに、主要原材料の使用状況を継続的に把握し、資源の有効利用に努めています。

原材料投入量(国内実績)

(t)
原材料 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
鉄 5,140 5,356 4,820 4,103 4,516 4,324
銅 2,334 2,176 2,120 2,019 1,868 1,698
プラスチック 781 789 864 805 746 678
アルミ 226 223 266 217 311 309
合計 8,481 8,544 8,070 7,144 7,441 6,851

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株式会社明電舎 広報・IR部 広報・IR課

化学物質管理の強化

化学物質管理の強化

生産現場などで使用している化学物質のリスクアセスメントを行い、作業環境の改善、リスクの大きい有害化学物質の削減や代替に取り組んでいます。

労働災害、健康障害、化学物質の漏洩・漏出による火災や環境汚染などを未然に防ぐために化学物質の使用現場の巡視を日常的に行うことで作業者に気づきを与え、化学物質の管理状況が不適当であれば是正を実施しています。

化学物質管理の強化

化学物質管理の強化
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揮発性有機化合物(VOC)放出量の削減

揮発性有機化合物(VOC)放出量の削減

2025年度は、生産高が増加したため削減率は減少しましたが、低VOC溶剤への代替を継続的に実施し、VOC放出量は72.7トンで前年度比約2トンの増加に抑えられました。今後も、スチレンフリーワニスの採用・低VOC塗料や溶剤への代替及びエアーレススプレーの導入などを進め、VOC放出削減を推進していきます。

VOC放出量と削減率の推移(国内)

VOC放出量と削減率の推移(国内)
  • ※削減率は、電機・電子4団体 自主的取組みの「2010年度実績と比較し悪化しない」に準じて、2010年度比にしています。
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PCBを含む機器の廃棄処分推進

PCBを含む機器の廃棄処分推進

PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB特別特措法)に基づき、過去に製造され40年近く保管されていた変圧器及びコンデンサなどのPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む機器を順次廃棄しています。

2025年度、高濃度PCB廃棄物※1は、0.1トン、微量PCB廃棄物※2は33.3トン処理しました。

明電舎では2007年度よりPCB廃棄物の処理を開始し、2025年度までに高濃度PCB廃棄物は約114トン、微量PCB廃棄物は約861トンを処理しました。

今後も法令を遵守し、処理期限までのPCB廃棄処分に努めます。

  1. ※1高濃度PCB廃棄物:PCB濃度が0.5%(=5,000mg/kg(=ppm))を超える廃棄物
  2. ※2微量PCB廃棄物:PCB濃度が0.00005%(=0.5mg/kg)を超え0.5%以下の廃棄物

有害廃棄物(PCB廃棄物)の処理量

有害廃棄物(PCB廃棄物)の処理量
株式会社明電舎 広報・IR部 広報・IR課

廃棄物3Rの推進

廃棄物3Rの推進

明電舎では生産拠点や事務所で発生する廃棄物などのリサイクルに取り組んでいます。

2025年度の発生量は、生産拠点での試験用廃油の廃棄やケミカル事業での生産増などにより微増となりました。今後も3R推進を継続していくことで廃棄物発生量の削減及びリサイクル率の向上に努めます。

廃棄物等発生量とリサイクル率の推移(国内)

廃棄物等発生量とリサイクル率の推移(国内)
  • ※廃棄物等発生量から建設汚泥などは除いています
  • ※2019年度よりリサイクル率算出精度向上のため、集計方法を見直しています

廃棄物等発生量の構成(国内)2025年度

廃棄物等発生量の構成(国内)2025年度

廃棄物・資源利用を削減するための他社との協働

エポキシ樹脂モールド部品のリサイクル

電気絶縁材料の製造、販売を手掛けるグループ会社の明電ケミカル株式会社では、使用済みエポキシ樹脂モールド部品を、金属と樹脂を分離してリサイクルする「常圧溶解法」という処理方法で再資源化を実現しています。エポキシ樹脂モールド部品は、現状ほとんどが埋め立て処理されており、リサイクル困難とされてきましたが、明電ケミカル株式会社は昭和電工マテリアルズ株式会社(旧 日立化成工業株式会社)の特許「常圧溶解法」のライセンス供与を受け、現在部品の95%をリサイクルすることに成功しており、埋め立てよりも処理コストを抑えることが可能となります。また、リサイクルにおいては、実験プラントで得たデータをもとにライフサイクルアセスメント(LCA)を行い、リサイクル有無の両面で環境に対する影響を定量的に評価しています。

明電ケミカル株式会社は、絶縁モールド部品の他、絶縁材料では長寿命化を図った含浸用の樹脂、環境問題に対応した低臭ワニスなどの特長ある製品を主力に展開しています。

現在は更に、超伝導コイルの絶縁ワニス溶解によるレアメタルの取り出しや、繊維強化プラスチックの再資源化などの研究にも取り組んでいます。

エポキシ樹脂モールド部品の溶解リサイクル フロー図
エポキシ樹脂モールド部品の溶解リサイクル フロー図
溶解プラントの外観
溶解プラントの外観

PETボトル水平リサイクル「ボトルtoボトル」の取組み

明電舎は、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、アサヒ飲料株式会社、ナショナル・ベンディング株式会社と協働し、本社及び沼津事業所で回収されたPETボトルを新たなPETボトルに再生する「ボトル to ボトル」の取組みを本社では2023年10月、沼津事業所では2024年6月より開始しました。コカ・コーラ ボトラーズジャパンとアサヒ飲料が、電機メーカーとPETボトルの水平リサイクルで協働するのは、日本で初めての事例となります。

2025年度は本社で2.4t、沼津事業所では4.9tのペットボトルを回収しリサイクルを実施ました。これにより従来の新規製造するペットボトルと比較して約40%のCO2排出量削減につながります。

エコステーション
エコステーション
本取組みに際して設置されたコカ・コーラ ボトラーズジャパンのリサイクルしてねラッピング自販機
本取組みに際して設置された
コカ・コーラ ボトラーズジャパンのリサイクルしてね
ラッピング自販機
沼津事業所に設置された分別回収BOX
沼津事業所に設置された分別回収BOX

作業服のマテリアルリサイクルの取組み

明電舎沼津事業所では、2025年10月よりミドリ安全差案の回収型リサイクルシステム「ミドリワイダクス」を導入し、旧作業服のリサイクルを開始しました。作業服は自動車の内装などの防音シートに再利用されます。このシステム導入により廃棄物の単純焼却と比較してCo2の排出抑制(廃棄物1tonに対してCo2約2tonの削減)となります。

25年度の回収量は414kgを回収し、952kgのCo2排出抑制に貢献しました。

今後も明電グループ内で資源循環のための取組みを進めていきます。
今後も明電グループ内で資源循環のための取組みを進めていきます。

アップサイクルの取組み

明電グループでは、製造工程で発生する端材や使用されなくなった資材の有効活用を通じて、資源循環の推進に取り組んでいます。

製造現場で発生した絶縁材料やゴム材料などの端材を活用し、コースターやしおり、スマートフォンスタンドなどのノベルティを製作しました。これらは社内外のイベントで配布し、廃棄物の削減と資源の有効利用に加え、循環型社会の実現に向けた意識啓発にもつなげています。

また、使用されなくなった作業服を回収し、リサイクル手袋として再生する取組みを実施しています。

廃棄物の削減と資源の有効活用を通じて、廃棄物の削減と資源循環の推進に取り組んでいます。

ゴム材料を使用して作成したオリジナルコースター
ゴム材料を使用して作成したオリジナルコースター
株式会社明電舎 広報・IR部 広報・IR課