Corporate Governance コーポレートガバナンス

株主・投資家との対話

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基本的な考え方・IRの体制

基本的な考え方とIR・SRの体制

当社の中長期的な企業価値向上に資する対話を希望する株主などとのコミュニケーションを行う際には、可能な範囲で経営幹部が対応することを方針としています。

体制としては、IR・SR担当役員の下で、IR・SRそれぞれの担当部署が中心となり、機関投資家をはじめとする株主との対話機会の創出及びコミュニケーションを図るとともに、対外的な情報発信力の強化のための活動を推進しております。同時に、定期的に取締役会で当該活動に関する報告及び協議を行っています。

決算説明会

取組み

決算説明会

毎年5月、10月(もしくは11月)の2回、決算説明会を開催しています。2023年度は、説明会へのご登録があったアナリスト・機関投資家等に対して、社長による決算説明の動画を決算開示直後より配信するとともに、翌営業日にWeb会議形式にて、質疑応答会を実施しました。2023年度は、中間決算・本決算いずれも70名のアナリスト・機関投資家等にご参加いただきました。

個別事業説明会(スモールミーティング)

個別事業説明会(スモールミーティング)

2018年度より、年1回のスモールミーティングを開催しています。毎年異なる事業テーマを設定し、社長や統括役員によるプレゼンテーションとQ&Aセッションの場を設けることで、当社事業についてより理解を深めていただく機会となっています。

2024年3月には、沼津事業所(静岡県沼津市)にてスモールミーティングを開催し、10名のアナリストに参加いただきました。執行役員社長 井上による全体概況のご報告の後、参加者からの質問にお答えしました。またこの機会にあわせて、沼津事業所の工場見学会を行いました。

個人投資家向けの取組み

2023年度は、名古屋証券取引所が主催するIR EXPOに出展しました。2日間の開催期間中、当社ブースに約460名の個人投資家に足を運んでいただき、当社の事業内容や成長戦略、還元ポリシーなどについて紹介しました。

また、2023年4月より当社Webサイトに個人投資家向けのページを新たに設けました。今後も、広く投資家の皆様の当社に対するご理解を深めていただけるよう、情報開示を充実させていきます。

主なIR・SR活動実績(2022年度)

主なIR・SR活動実績(2023年度)

個別面談 件数 投資家の属性内訳
国内機関投資家 102件 アナリスト:43名
ファンドマネージャー:59名
海外機関投資家 25件 アナリスト:7名
ファンドマネージャー:18名
アナリスト 42件
合計 169件

アナリスト・機関投資家の意見

アナリスト・機関投資家の意見

決算説明会や個別面談でいただいた主な意見・要望は、四半期に1度IRレポートを発行し、社内外取締役、執行役員ならびに事業部門長、スタッフ部門、管理職等に広く報告しています。2023年度にアナリスト・機関投資家との議論に上がった主要なテーマは下記のとおりです。

  • 資本効率改善に向けた取組みについて
  • 国内インフラ案件の工事進行遅れや資材高影響に伴う業績影響と対策、解消時期
  • 好調な海外変電事業における採算性改善の要因や国別の背景、持続性
  • EV事業における各工場の稼働状況、今後の見通し など

ステークホルダーとの対話の成果

アナリストや機関投資家、株主との対話を通じて得られた意見や気付きを社内に取り入れた事例を紹介します。

  1. 取締役報酬に従業員エンゲージメントに関するESG指標を導入
    機関投資家より、ステークホルダーの利益との合致が、より促進されるような取締役の報酬体系・指標を導入すべきであるとの意見があったことから、中長期インセンティブ報酬に、従来の株式取得目的報酬及び2023年度に導入したTSR(株主総利回り)連動報酬に加えて、2024年度から従業員エンゲージメントに関するESG指標連動報酬を導入しました。
  2. サブセグメントの実績数値の開示
    機関投資家・アナリストなどより、受注高・売上高のサブセグメント(対外開示セグメントの内訳となる事業)の実績値を公開してほしいとの要望がありました。2024年5月の本決算より、当社Webサイトからダウンロードできる業績推移のファイルに、四半期ごとの受注高・売上高のサブセグメント実績値の掲載を開始いたしました。これにより、アナリストや機関投資家による円滑な分析やIR面談における対話の質の向上を実現しました。

今後も、決算説明会や個別IR・SR等の対話の機会を充実させるとともに、当社Webサイトやレポート等の発行物による情報開示の拡充等を通じて、株主や投資家の皆様との活発なコミュニケーションを実現していきます。