サステナビリティ - コミュニティ のページです。
明電グループは、事業を展開する国や地域において、双方向で活発なコミュニケーションを通じて課題を認識するとともに、コミュニティとの良好な関係を構築しています。
また、これらの国や地域の持続可能な発展に貢献するためには、明電グループが現地雇用や現地調達において果たす役割の重要性も認識しています。
明電グループは様々な取組みを通じ、事業活動を行う国や地域社会の経済発展に貢献できるよう努めています。
明電グループでは、「地球・社会・人に対する誠実さと共創力で、新しい社会づくりに挑む」をありたい姿として掲げています。事業を通して生み出す新しい価値の提供により、社会的課題の解決に挑む魅力ある企業でありたいと考えており、社会貢献活動方針を以下のように定めています。
明電グループでは、事業を通じて培ってきた技術や製品、従業員のスキルや知見を活かし、明電グループらしい特長ある社会貢献活動を行っています。さらに、社会貢献活動を通じた社会課題の解決は事業の成長に直結するという考えのもと、以下のように重点分野を置き、社会貢献活動を推進しています。
インドネシアで電力機器の販売や据付、電気設備工事及びメンテナンスを担うPT.MEIDEN ENGINEERING INDONESIAは、2023年11月にマングローブ・リハビリテーション財団と協力して、インドネシア ブカシ県カンプンベッティングのバハギアビーチに、1,000本のマングローブの苗木を植えました。マングローブ林は、海岸を侵食から守り、津波などの大きな波を軽減する役割を果たすほか、大量の炭素を吸収・貯蔵することができ、大気中の温室効果ガスの濃度を下げ、気候変動を緩和するなどの効果が期待されます。また、マングローブの果実は様々な種類の食品に加工することができる、地域社会にとってさらなる収入源にもなります。今回植樹した1,000本の苗木が立派に育ち、今後の環境保全の一助となることを願っています。
明電舎は、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社、アサヒ飲料株式会社、ナショナル・ベンディング株式会社と協働し、明電舎の本社および総合研究所で排出されたPETボトルを新たなPETボトルに再生する「ボトルtoボトル」の取組みを2023年10月より開始しました。「ボトルtoボトル」とは、使用済みのPETボトルを回収・リサイクル処理したうえで、PETボトルとして再生して繰り返し用いる、資源循環利用の仕組みです。今回の新たなスキームを通じて、飲料製品の容器へと100%リサイクルされることになります。これにより、年間廃棄量3トン以上のPETボトルを再生原料とできる見込みであり、新規に化石由来原料を使用して製造するPETボトルと比較して、約60%のCO2排出量削減にも繋がります。明電グループはこれからも、サステナビリティ・パートナーを目指す企業として、異業種を含めた協働・共創を促進することにより、社会に貢献できる企業を目指していきます。
明電舎 プラント建設本部では、2022年度からサイズが合わず着られなくなったり、古くなって処分される作業服を回収して、ナカノ株式会社様ご教示のもとリサイクルを行い、「リサイクル手袋」としてよみがえらせました。JIS規格を大幅に上回る耐久性があるため、使い捨てではなく、洗って繰り返し使えることが大きな特徴です。リユース原料を使用しているため、同等の純綿軍手と比べて、資源投入を抑えられ、廃棄衣料の削減にも貢献できる、環境に配慮した手袋になっています。
明電舎 沼津事業所では、海洋プラスチックごみの発生抑制に貢献する取り組みとして、使い捨てコンタクトレンズの空ケース回収運動活動に参画しました。事業所内に回収箱を7か所設置し、約2ヶ月半の間で3.15kgの回収実績がありました。回収された空ケースは、ポリプロピレン素材の原料として販売され、その対価が公益財団法人 日本アイバンク協会へ寄付されることで、角膜の摘出医を手配する活動に使われます。
創業110周年を迎えた2007年度から、芳水小学校をはじめとした事業所を構える地域の小学校において、「明電舎ものづくり教室」を開催しています。モータを活用したおもちゃを自分で組み立て動かすことで、ものづくりの楽しさを体感してもらうもので、これまでの参加児童数は累計で1万名を突破しています。2018年度からは、創業者 重宗芳水の母校である岩国市立岩国小学校でも開催しています。
2023年度は岩国市立岩国小学校、品川区立芳水小学校、品川区立御殿山小学校、品川区立三木小学校、太田市立休泊小学校、太田市立中央小学校、清須市立西枇杷島小学校で開催し、明電グループ従業員154名、児童945名が参加しました。
2017年度から事業所周辺の中学生を対象に、電気の大切さを体験的に学ぶ出張授業「電気はどうやって私たちのところに届くの?」を開催しています。2023年度は、品川区立品川学園、品川区立大崎中学校、太田市立太田中学校、ぐんま国際アカデミーの中学生388名を対象に出張授業を開催し、明電グループ従業員56名が講師や補助員を務めました。
沼津市では、GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想に基づいた取組みが市内の小中学校で展開されており、生徒には一人一台の端末が授業で使用されるなど、ICTの活用が進んでいます。明電舎では、2021年度より沼津事業所の従業員が中心となり、沼津市内の4つの小学校・1つの中学校を対象にノートパソコンを使用した授業支援や操作支援、環境学習発表会のサポートなどを行ってきました。
その他、ドローンを使用したプログラミング教室や防災などをテーマとした地域協働授業を行っております。
こちらのページでも詳しく紹介しています。
2024年2月、明電舎のグループ会社であるイームル工業の従業員が、東広島市で開かれた小学生向け講座「水の力を見てみよう」の講師を務めました。イームル工業は、1947年の創業から70年以上の歴史を持つ水力発電設備メーカとして、水力発電設備の模型を用いた体験学習を通じ、未来を担う子供たちに水力発電の魅力を伝えました。
2022年に明電舎の調達本部、営業統括本部、明電プラントシステムズが事務局となり、明電舎 沼津事業所の東側に流れる新中川を綺麗にするボランティアプロジェクトを発足しました。同年11月より明電グループだけでなくサプライヤー企業様、静岡県、沼津市とも協力した、官民合同の清掃ボランティアを実施しています。2023年度は、4月、7月、9月、10月、3月の計5回、24年度は5月に1回目の清掃活動を実施し、延べ327名が参加しました。
また、2023年6月には静岡県、沼津市、明電舎の3者間で「リバーフレンドシップ」を締結しました。住民や利用者の皆さんにリバーフレンド(川のともだち)になっていただき、河川美化活動を行うとともに、地域全体での環境保護意識の向上を目指すことが目的です。今後も、安全第一で清掃活動を行い、官民合同の地域貢献活動として活動していきます。
明電舎 沼津事業所は、沼津商工会議所女性会の「市内各企業より提供されたプルタブを換金し、市内の保育所や幼稚園に絵本を贈る活動」に賛同し、収集活動に取り組んでいます。2023年度は、15.5kgのプルタブを贈呈することができ、女性会より沼津市内の大平保育所に20冊の絵本が贈られました。今後も一冊でも多く、子どもたちのもとへ絵本を届けられるよう、活動を続けていきます。
明電グループでは、地域との共生を図ることを目的に、全国各地の拠点においてごみ拾いや草刈りなどの環境美化活動に日常的に取り組んでいます。長年の継続した取組みが各地域で評価されており、美化活動を通じた従業員の社会貢献意識の向上や一体感醸成にも寄与しています。
従業員がNPO団体と協力して実施する「ものづくり教室」や「理科出張授業」など、会社が主催する社会貢献活動に積極的に参加できるよう、社内で従業員インストラクターの公募や各部門への参加募集の呼びかけなどを行うこととあわせて、社内報などでその様子を積極的に伝えることで、社内の関心を高める工夫をしています。